2009年12月10日木曜日

シイタケが出ました


12月10日

 今年の2月7日、いすみ市小沢の石井さんの谷津田で、自然を守る会の会員をはじめ、多くのボランティアの方が集り、間伐した原木にシイタケの種菌の植え付けを行いました。その時頂いた原木から3つほど、形はよくありませんが、個性ある形をした美味しいそうなキノコが本日(12月10日)私の家でもできていました。

 石井さんの所有する小沢の谷津田は、耕されていた時は1家族が1年間食べていけるお米が取れた大きさでだそうです。
 その山も田んぼも放棄されてからは、イノシシが出現して、 被害を受けたり、田畑は荒れ果てていました。

 この場所は千葉県で見られるほとんどのカエルが見られたり、貴重なトウキョウサンショウウオが生息する、生き物たちで賑わっている場所でもありました。

 今回、谷津田の再生事業を行ったことで、以前の里山の生き物たちが戻ってきているようです。斜面林の間伐、下草刈りなどをしたところ、イノシシの出現が現在のところ見られなくなったと、その持ちはの石井さんは話していました。間伐した樹木でシイタケのほだ木にしました。

 この谷津田の再生は、環境省の交付金で行われている夷隅川流域生物多様性保全協議会(千葉県自然保護課、いすみ市、夷隅郡市自然を守る会など、いすみ市内の5つのボランティア団体で構成)の事業でもあります。その中で夷隅郡市自然を守る会が中心となって行ってきました。

 本日はさっそく、夕食の味噌汁の食材として食してみたいと思っています。