本日9月16日8時半ごろ、タニーサーフショップの中新さんから、太東ビーチのU字溝にウミガメの赤ちゃんが沢山いて、サーファーが、救出しましたという電話が大藪に入りました。早速、現地に出かけてその様子を見てきました。
子ガメたちが落ちていたU字溝。鉄やコンクリートの重いU字溝の蓋を取り除き、子ガメたちは救出されました。サーファーの皆さんによると、まだ救出されない子ガメがいるのではないかと言ってました。私も格子状の蓋のされた中が見える側溝を探しましたが、発見できませんでした。どうしてこんな側溝にと思いますが、1つには、前方に見える棒杭あたりの産卵巣(確認されていません)からふ化脱出した子ガメたちが、陸側にある街頭を目指したが、フェンスにぶつかり、そのため横に移動し、今度は道路を横切って、次々にこの溝に落ちたのではないかと考えられます。
救出されたアカウミガメの子ガメたちは全部で38匹いました。
子ガメ救出後の記念撮影。前列左が第一発見者の中谷恵子さん。下の写真前列右が筆者。
救出作戦にはこどもたちも参加していました。中谷さんの娘さん(梨央ちゃん)。
容器に入れた子ガメを放流するのに、ロングボードを使用することにしました。画期的で歴史に残ることだと思うのですが。第一発見者のご主人の中谷さんとジュニア(波留君)
大部分の子ガメはサーフボードに乗せて、沖の方で放流させることにしました。黄色のボードに乗っているのが中谷さんと容器に入った子ガメたち。
世界を目指して頑張っているプロサーファー田岡なつみさん。子ガメたちが大海原で無事育っていくことを願って旅立ちさせています。
子ガメたちの一部は、しばらくロングボードの板の上を歩きながら、旅立っていきました。
数匹は砂浜から子ガメたちを旅立ちさせました。
中央の第一発見者中谷恵子さんの説明を受けている渡部さん(外房ウミガメ情報交換会代表、一宮ウミガメを見守る会代表)。
*中谷さんは昨日の夜、9月17日の朝も子ガメたちがこの周辺を徘徊していないかと捜索しました。合計3匹見つけました。従いましてこの三日間で41匹の子ガメの救出に成功しました。
*ここはいすみ市のウミガメ産卵調査外でありますが、いすみ市ですので、9月18日朝、農林水産課の荘司さんに報告しておきました。お聞きしたところ、今年はいすみ市の大原海水浴場から、雀島付近までの間で、親亀の上陸43,4回、30回以上の産卵が確認されたようです。又、一宮の太東から一宮海岸までのエリアでは、一宮うみがめを見守る会の渡部さんによると、32回の上陸、23箇所(9月6日現在)の産卵が確認されたそうです。
白いコウモリより
2 件のコメント:
カメは可愛いですね!
ケムトレイルが無くなって、自然が取り戻せると良いですね!!
コメントありがとうございました。
コメントを投稿