2010年4月4日日曜日

ゲンジボタル幼虫の上陸状況(中間報告)

皆さんから寄せられた、これまで(4月4日)のゲンジボタル幼虫の上陸状況をまとめて報告します。
◆ 耕地中水路
 耕地中水路は、いすみ市山田ゲンジボタルの里で一番早く成虫の集団発光が見られる地点です。ここでの上陸状況は以下の通りです。
 上陸の初見は、3月23日、20個体です。さらに、25日には9個体の上陸を確認したのですが、その後、3月中の上陸は確認できませんでした。5月の陽気といわれた23日から一転、冬に逆戻りしたような低温・荒天が続いたせいでしょう。
 4月に入ってからは、1日に5個体、2日には66個体の上陸を確認しました。この日の上陸がピークなのか、それとも今後さらに多くの個体が上陸する日があるのか、楽しみです。
◇ キウイ畑横水路
 耕地中水路に続いて集団発光が見られるのがここ、キウイ畑横水路です。ここで上陸が確認されたのは4月2日のみ(10個体)、上陸のピークはまだ先のようです。予報では4月5日が雨天とこと、この日の状況が今後のピークを予測する目安になりそうです。
◆ 奥の谷津横水路
 ここは、ゲンジボタルの里エリアでは一番最後に集団発光が見られる地点です。ここではまだほとんど上陸がありません。4月2日に2個体の上陸が確認されていますが、まだ上陸が始まっていないといっていいでしょう。上記、キウイ畑横水路と同様、4月5日の雨の結果が今後を予測する目安になりそうです。 

2010年3月24日水曜日

ゲンジボタルの終齢幼虫の上陸が始まりました

皆さんへ
手塚です
今日、仕事帰りの8時頃、山田地区の用水路で幼虫が発光しながら、水路の壁面を登っていくのを確認しました。今年の幼虫上陸の初見です。
具体的には、
いすみ市・山田ゲンジボタルの里で
キウイフルーツ横水路・・・水中で発光している1個体を確認
耕地中水路・・・壁面を上陸途中の個体約20個体(水路幅約40mの範囲)
というのが、今日の状況です。
実は、18日(木)と、22日(月・祝)にも観察に行きましたが、両日とも上陸は確認できませんでした。
仕事帰りの午後8時過ぎ、(ちなみに、両日とも晴天です)

明日も予報では雨天、気温が低そうなのが気になりますが、上陸が観察できるような気がします。
明日は、夜9時前後に観察に行くことができればと思っています。(が、未定です)
そこで、観察に行って上陸を確認した人は、
①天候と気温(大体でもよい)
②観察した場所(「キウイ畑横水路」,「耕地中水路」,「谷津の水路」の3箇所が基本)
③「上陸していた個体数」と、「水中で発光していた個体数」
などを報告してくれると有難いですね。その報告をもとに、私と大藪さんとでシートにまとめていこうと思っています。
ということで、上陸調査のシーズンがスタートしました。夜は少々寒いのですが、雨が降ったら連絡をとりあいながら、夜の観察に出かけていきましょう。

2010年2月11日木曜日

第2回夷隅川流域の生物多様性を考えるタウンミーティング

2010年2月6日に大原文化センター大ホールで「生物多様性の劣化と野生生物による農作物被害」をテーマにタウンミーティングが催されました。

夷隅郡市自然を守る会を含む6団体で構成された夷隅川流域生物多様性保全協議会が主催したものです。
中農研の仲谷淳氏の基調講演と協議会メンバー、県生物多様性センターの浅田さんを交えたパネルディスカッションというプログラムでした。パネルディスカッションを通じて、イノシシ問題を切り口として環境の変化や農村振興の大切さなどを参加者に伝えることができたと思います。当日は、約170名の方が来場してくださいました。

イノシシに代表される野生鳥獣による農作物被害はますますひどくなる方向です。対処療法も必要ですが、根本的な問題は、農業の在り方、土地利用の在り方、ゆがんだ産業構造の在り方の中で捉えなおすことが必要だと思いました。 生息域の適切な制約を行うために山林、耕作地、谷津田をどのような状態にすればよいのか、その地域地域に合ったやり方を行うことしかないようです。専門家を入れ、農家、地権者、行政、市民団体で処方箋を作ることから始めませんか。

2010年2月2日火曜日

2月6日タウンミーティングのお知らせ

2月6日(土)に、いすみ市大原文化センター大ホールで、「野生哺乳類(イノシシ)による農作物被害に関するタウンミーティング」が開催されます。講師は、イノシシの生態についての第一人者筑波中央農業研究所の仲谷淳先生です。イノシシとはどのような動物なのか、そしてイノシシの数が増え、イノシシによる農作物被害が拡大している原因は何か、さらに、私たちはこの問題にどのように向かい合ったらいいのか、についての講演です。農業の現状を踏まえて、いろいろな角度から考えるきっかけになると思います。

2010年2月1日月曜日

冬鳥の観察会

             ハクチョウについての学習会   さとセンター図書室  
           布留川毅さんのいすみの白鳥の記録につ いてのお話        
      荒尾 稔さんの全国的状況といすみの白鳥のお話                               
    下布施の田んぼで落穂などを食べているコハクチョウたち              
                  白は成鳥、グレイは幼鳥           

                  コハクチョウをバックに記念撮影    

                   帰還中のコハクチョウ17時半ごろ 
              トンボ沼に帰還した第一陣のコハクチョウたち       

1月31日(日)、好天に恵まれ、いすみのコハクチョウの学習会、そして観察・調査ということで冬鳥の観察会が行われました。会員、一般参加を含め30名程の老若男女(5歳~66歳)の方々が参加されました。
 午前の部では環境と文化のさとセンター図書室にて、学習会を行いました。
 はじめに布留川毅さん(千葉県野鳥の会、自然を守る会会員)からいすみでのハクチョウの飛来の記録(コハクチョウ、オオハクチョウ、コブハクチョウ、コクチョウの四種)について講演していただきました。また、最近の定着しつつある渡来について、温暖化との関係にも触れていただきました。
 続きまして、東京から荒尾 稔さん(日本白鳥の会理事)をお招きして、白鳥についての講演をしていただきました。なぜ今シーズン最大71羽も渡来したのか、餌付けの問題点などなど専門家の立場から興味深いお話もしていただきました。いすみのコハクチョウは本埜村、夏目堰(東庄町)と程良い三角関係の距離にあるので、今後もっと数が増えていくのでしょうとのことでした。コハクチョウの餌である稲の落穂、根は十分ありそうなので、大いに期待できそうだとおっしっていました。
 
 午後はさとセンターを出発してねぐらとして利用しているトンボ沼を見てから、採食場所の下布施地区で41羽のコハクチョウを観察しました。ちょっと前には観察地点の道路のすぐ下辺りの田んぼにいたそうですが、その後200メートル離れた場所へ移動したようです(先に下調べにご足労していただいた伊藤幹雄氏の談)。観察後さとセンターに戻り、万木城見学後トンボ沼でコハクチョウの帰還を観察しました。
 5時半くらいでしたか、数回に分けての帰還でした。その時間帯では全部の個体数を確認することができませんでした。
 以上で観察会、学習会の報告に代えさせていただきます。 
布留川毅さん、荒尾稔さんには興味深いハクチョウのお話しありがとうございました。また、青木さん、ネイチャーセンターの職員の皆さん、快く会場お貸し下さいまして有難うございました。この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
*2月7日以前のブログではコハクチョウの観察場所を上布施と言いましたが、下布施ですので訂正します。お詫び申し上げます。

                             2月1日、白いコウモリより               

2010年1月18日月曜日

1月31日冬鳥の観察会のお知らせ

ちょっと遅くなりましたが、皆さんあけましておめでとうございます!!今年も、夷隅郡市自然を守る会のブログをよろしく。

トップに表示したように、今月31日にいすみのコハクチョウの観察・学習会を開催します。
現在、47羽が渡来しております。昨年までは13~15羽であったものが今年は急に増えました。12月初期の新潟での大雪のせいで、多くのコハクチョウが関東地方に移動したためとみられております。
コハクチョウが一か所にとどまり冬を越す地域としては千葉県では最も南に位置するようです。

朝夜明けとともにねぐらから田んぼに移動し、日中たんぼでずっと餌を食べ日暮れとともにねぐらに帰る生活をしています。必ず群れで行動するところが興味深いところです。しかも大きな声で鳴きあいながら飛んでくる様は、迫力があります。いつ頃、シベリアに旅立つのかしばらく見守る必要があります。
コハクチョウにつられてタンチョウでもくるとにぎやかでいいですね。

2009年12月10日木曜日

シイタケが出ました


12月10日

 今年の2月7日、いすみ市小沢の石井さんの谷津田で、自然を守る会の会員をはじめ、多くのボランティアの方が集り、間伐した原木にシイタケの種菌の植え付けを行いました。その時頂いた原木から3つほど、形はよくありませんが、個性ある形をした美味しいそうなキノコが本日(12月10日)私の家でもできていました。

 石井さんの所有する小沢の谷津田は、耕されていた時は1家族が1年間食べていけるお米が取れた大きさでだそうです。
 その山も田んぼも放棄されてからは、イノシシが出現して、 被害を受けたり、田畑は荒れ果てていました。

 この場所は千葉県で見られるほとんどのカエルが見られたり、貴重なトウキョウサンショウウオが生息する、生き物たちで賑わっている場所でもありました。

 今回、谷津田の再生事業を行ったことで、以前の里山の生き物たちが戻ってきているようです。斜面林の間伐、下草刈りなどをしたところ、イノシシの出現が現在のところ見られなくなったと、その持ちはの石井さんは話していました。間伐した樹木でシイタケのほだ木にしました。

 この谷津田の再生は、環境省の交付金で行われている夷隅川流域生物多様性保全協議会(千葉県自然保護課、いすみ市、夷隅郡市自然を守る会など、いすみ市内の5つのボランティア団体で構成)の事業でもあります。その中で夷隅郡市自然を守る会が中心となって行ってきました。

 本日はさっそく、夕食の味噌汁の食材として食してみたいと思っています。